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こんにちは。大阪南船場の「お節介」税理士@野口たかしです。
昨日まで天気が良かったですが、今週は、ずーっと曇りor雨。
そろそろ梅雨入りでしょうか。
梅雨入りになると、大阪は蒸し暑く、鬱陶しい季節となります。
一方で、阪神タイガースは、破竹の8連勝!
ど、どうなってるのでしょうね。
もしかしたら、本当に「アレ」になるかも知れません(笑)
さて、会社によっては、海外取引をされているところもあるのではないでしょうか?
普通の英会話と違って、ビジネス英語は、定型句があり、翻訳するのに苦労する場合があります。
市販の翻訳ソフトの中には、ビジネスに特化したものがありますが、それなりのお値段がします。
無料DXを目指す私としましては、無料で提供されている翻訳サイトについて、ビジネス英語に使えるか試してみることにしました。
あるサイトに、DeepLについて、次のように紹介されています。
・AI翻訳というと、グーグル翻訳を思い浮かべる方も多いと思いますが、ここ数年で自然な翻訳ができるとして「DeepL(ディープエル)」を使う例が増えているようです。
・DeepLの翻訳は、これまでさまざまなメディアでGoogle 翻訳よりも精度が高く、微妙なニュアンスのある翻訳ができると肯定的な報道を受けています。実際のブラインドテストによるプロの翻訳者の評価でも支持を得ている、と同社は発表しています。
私も、そのネット記事を信じて、DeepLを優先的に使っていました。
は、実際に、DeepLで「契約書」の一部を翻訳させてみましょう。
This Agreement shall be effective for a term of five (5) years commencing on the Effective Date hereof, and shall thereafter be automatically renewed or extended for subsequent periods of five (5) years,
unless a Party hereto provides notice to the other Party six (6) months prior to the end of the then existing term of its desire to terminate this Agreement.
(「ビジネス英語」本に記載された翻訳)
本契約は、発効日から 5 年間有効であり、その後いずれかの当事者が相手方当事者に対して当時の本契約の満了日から遅くとも6 ヶ月前までに、本契約を解約することを希望している旨連絡しない限り、自動的に 5 年単位で更新または延長される。
(DeepLによる翻訳)
本契約は、本契約の発効日から5年間有効であり、その後、5年間自動的に更新または延長されるものとする、
ただし、本契約の当事者は、既存の期間の終了の6ヶ月前に、他方の当事者に本契約の終了を希望する旨の通知を行うものとします。
↓実際の画面
DeepLで、十分、理解できる形で翻訳されています。
DeepLは、Google翻訳よりもプライオリティがあると紹介されていました。
私も、以前、Google翻訳を使ってみたところ、トンチンカンな翻訳になっていて、これは使えないなと思っていました。
今回このブログを書くに当たり、一応、Google翻訳も試してみようと思い、上記英語を翻訳してみました。
(Googelによる翻訳)
本契約は、本契約の発効日から 5 年間有効であり、その後は自動的に更新または 5 年間延長されるものとします。
ただし、本契約の当事者が、その時点で存在する期間が終了する 6 か月前に他方の当事者に本契約の終了を希望する旨の通知を行う場合はこの限りではありません。
いかがでしょう、違和感ないです!
もしかしたら、Googleは、AIを導入することで、翻訳精度を上げているのかも!?
今流行のChatGPT。皆さん、使われたことありますか?
大学の論文や国会の答弁書をChatGPTで作ったというニュースが話題になっていましたね。
私は、ChatGPTが発表され、早くから翻訳に活用できないか着目していました。
では、上記英語を翻訳してみましょう。
(ChatGPTによる翻訳)
本契約は、効力発生日から開始される5年間の期間、その後は自動的に更新または延長され、その後の5年間ごとに更新されます。
ただし、契約当事者の一方が、現行期間の終了の6ヶ月前までに他の契約当事者に対して本契約の終了を希望する旨の通知を行わない限り、本契約は継続します。
うん、こちらも違和感ないですね!
今、ChatGPTが取り沙汰されていますが、ChatGPTは、他のサイト(例えば「食べログ」)に組み込んだ活用が見込まれています。
同様に、Googleやマイクロソフトも、同様のAIロジックを組み込んで、精度を上げているようです。
そして、AIは、これからもどんどん成長していくので、どの翻訳サイトが優れているかというのは、甲乙つけがたいと思います。
ということで、結論は、複数の翻訳サイトを活用して、その英語の真意を確認するのが一番!ということかなと。
今回の記事、あまり参考にならなかったかも知れません。
なんせ、どの翻訳サイトでも、それなりの精度で訳してくれましたから。
ただ、私がビックリしたのは、使えないと思っていたGoogle翻訳の進化!
人は、「あんなのダメだ」、「アレしか使わない」など既成概念で、「食わず嫌い」になっているかも知れません。
「既成概念」は日々更新されていくのだと痛感した次第です。
あと、「自分は、OAに弱いから」と思っていて、パソコンやソフトの使い方を学ぼうとしない方がおられます(ご年配の同業者とか・・。)。
時代に乗り遅れることのないよう、できればChatGPTを試してみるとか、最新の情報に触れておいた方が良いと思ってます。
便利だなと感じれば、文房具のようにツールとして使っていけば良いのですから・・。