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こんにちは、大阪南船場の「お節介」税理士@野口たかしです。
今日1月11日は、十日戎の残り福。
いつもなら、出店がいっぱい出るのですが、コロナ感染症対策のため、飲食関係の露店が出てなくて、寂しい限りであります。
さて、年が明け、いよいよ確定申告がスタート。
国税庁も、令和3年分「確定申告書等作成コーナー」を開設しています。
税理士の方も、これから忙しいシーズンを迎えます。
ということで、今回は、納税者の方でなく、税理士さん向けに、e-Tax(電子申告)のお話をしたいと思います。
ある先輩税理士さんから、代理送信するための設定方法がわからないので教えて欲しい!との電話がありました。
これまで先輩税理士は、マイナンバーカードでご自分の申告書を電子申告しかしておらず、今回初めて代理送信に挑戦するとのことでした(今までクライアントの申告は、すべて紙で申告書を提出していたそうです。トホホ・・。)
代理送信するためには、その旨の届け出と電子証明書の登録が必要となります。
実は、私も、これまで自分の申告にはマイナンバーカードを利用していて、税理士を開業して、税理士会の電子認証を使って代理送信できるようにしたかったのですが、その方法がわからず、ネット検索して、ある税理士先生のホームページを発見し、事なきを得ました。
そのときのことを思い出し、問い合わせのあった先輩税理士にもお教えすることができました。
その設定方法を詳しく書かれていたホームページですが、
名古屋の松野宗弘先生のホームページでして、非常に丁寧な解説をされています。
松野先生のホームページを引用させていただきます。どうかよろしくお願いいたします。
代理送信をするためには、「電子申告開始(変更等)届出書」に「税務代理による利用の開始」欄にチェックをして提出する必要があります。
これまで自分の申告しか電子申告をしていなかった場合、そのチェックをしていなかったわけで、新たに「変更等届出」をしなければいけないわけです。
その方法については、松野先生のホームページに詳しく記載されているので、ご覧ください!
https://matsunotax.com/tax-accountant-electronic-certificate/
「変更等届出」を提出したら、税務署から、代理送信できる旨の通知が来ます。税務署も、届出を出した人が税理士かどうか確認をした上で、通知をだしているのだと思われます。
(私の場合は、3日後に税務署から封書で送られてきました。)
これで終わりかと思えば、今までマイナンバーカードを利用していた場合、税理士会の電子証明書に切り替えなければ代理送信できないわけです。
現在、税理士会の電子証明書は「第五世代」となっていて、第四世代の電子認証を利用されていた方も、第五世代の電子認証に切り替える必要があります。
その方法についても、松野先生のホームページに詳しく記載されています。
https://matsunotax.com/electronic-certificate/
以上、2つの設定を完了すれば、晴れて代理送信ができるようになります。
ご参考にしていただければ幸いです。
国税組織にいた私でも、知らないことがあり、恥ずかしい限りです。
国税庁では、 e-Taxのヘルプデスクを開設していますが、電話だと、なかなか理解しづらいです。
松野先生のホームページでは、実体験を踏まえ、画像付きで解説いただいていて、とても分かりやすく参考になりました。重ね重ねお礼申し上げます。