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こんにちは、大阪南船場の「お節介」税理士@野口たかしです。
令和3年も10日を切りました。
その年末に、大阪での悲惨な放火事件や神田沙也加さんの自死など、悲しい事件が発生いたしました。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げます。
さて、年が明けると、いよいよ確定申告が始まります。
昔は手書きの申告がほとんどでしたが、今は、国税庁が提供する「確定申告書等作成コーナー」を使えば、簡単にネット申告できるようになりました♪
ということで、今回は、国税庁が発表している確定申告準備編をご紹介したいと思います。
国税庁では、毎年12月になると、来年の確定申告の準備を早めにしていただくため、特集サイトを設けています。
ココです↓
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/r03junbi/index.htm
見ていただくとわかると思いますが、メニューがグラフィカルに整理されていて、初めて申告される方に、とても分かりやすく解説されていると思います。
トップページ中ほどにある「確定申告の流れ」をクリックすれば、所得税、消費税、贈与税に関する申告の概要が記載されています。
また、サラリーマン向けに、ふるさと納税や医療費控除の申告方法がわかりやすく解説、更に動画もアップされています
冒頭に記載したとおり、現在は、PCやスマホで申告ができます。
中でも、3年前から導入されたスマホ申告が年々バージョンアップしていて、令和3年分では、以下の機能が追加されました。
(スマホで申告できる対象の追加)
これまでスマホで申告できる対象所得は、給与所得、雑所得、一時所得だけでしたが、令和3年分確定申告からは、以下の申告が追加されます。
・ 特定口座年間取引報告書(上場株式等の譲渡所得等・配当所得等)
・ 上場株式等の譲渡損失額(前年繰越分)
・ 外国税額控除
(源泉徴収票を撮影して自動入力)
スマホのカメラで「給与所得の源泉徴収票」を撮影すれば、その記載内容を読み取り(OCR)、自動入力されるようになりました。
(スマホをICカードリーダライタ代わりに)
パソコンで申告書を作成する人は、マイナンバーカードの読み取りのために、ICカードリーダライタが必要でしたが、スマホのアプリ(マイナポータルアプリ)でパソコン上に表示された2次元バーコード(QRコード)を読み取ることで、マイナンバーカード方式によるe-Tax送信ができるようになりました。
なかなか文章では分かり辛いと思いますので、準備サイトに、それぞれ絵入りで解説されていますので、そちらをご覧ください。
ご商売をされている方にとって、毎年の恒例行事である確定申告は、ある意味、憂鬱な時期だと思われます。
いくらネット申告が便利になったとしても、その前に、ご事業の決算をしなければいけません。
日々記帳されていれば、それほど苦ではないかもしれませんが、それでも、精算表の作成、決算整理、更には消費税の申告も。
また、最近は、サラリーマンの副業、ウーバーイーツといったフリーランスの方が増えており、その方たちも申告が必要となる場合があります。
ということで、ここからは宣伝になりますが、税金でお悩みの方は、やはり税の専門家である税理士に相談いただくのが、一番早道であると思います。
(税務署では相談会場を開設していますが、決算書の作成は対応してくれません)
私は、平成14年、国税庁に出向し、「確定申告書等作成コーナー」の開発に携わりました。導入最初は、サーバーがパンクするなど様々なトラブルが発生しましたが、20年の歳月を経て、今や定番のシステムに成長し、感慨深いものがあります。
現在、私のプライベートブログ(アメブロ)で、「作成コーナー開発秘話」を連載しています。
宜しければ、お読みいただければ幸いです(現在、第10話まで掲載)。
↓
https://ameblo.jp/jam802/theme-10115460126.html